もつをよく食べるのだが、部位の名前が異常に覚えられない。おそらく別称がたくさんあるため混乱するのだと思われる。
ここでは自分が食べたことのあるものに限って簡単な早見表をつくる。
全般
- もつ: 臓物(ぞうもつ)、内臓のこと
- ホルモン: 放る(捨てる)もん(もの) モツの別称
ぼんじりや軟骨などは内臓ではないため厳密にはモツとは呼べない気がするが、現実のモツ屋では混用されている。
牛
牛は腸とか胃が多い。
- ミノ: 第1の胃。普通に焼肉屋にも置いてあるメジャー選手。
- ハチノス: 第2の胃。蜂の巣状の構造が見られることから。
- センマイ: 第3の胃。見た目は灰色でトゲトゲしている。コリコリしてうまい。たまに臭みあり。
- シマチョウ(テッチャン): 大腸。噛み切れない。
- マルチョウ(コテッチャン): 小腸。別称がかわいい。
- ハラミ: 横隔膜周辺の肉。もはやモツ感のないほぼ普通の肉。
豚
豚は牛よりも多くの部位が食用される。
- シロ: 大腸。これが豚ホルモンの代表格。
- カシラ: 顎の筋肉。ほぼ肉。たまに臭みあり。
- ガツ: 胃。あまり印象がない。
- コブクロ: 子宮。クセがなくてコリコリしてる。うまい。
- テッポウ: 直腸。やわらかい。たまに臭いのでタレ推奨。
- ハラミ: 横隔膜周辺の肉。ほぼ普通の肉。
- ハツ: 心臓。これもほぼ肉。
- ノドブエ: 声帯。もつ屋で軟骨といったらだいたいこれがでてくる印象。
鶏
鳥はほぼ余すところなく食用される。
- キンカン: 黄卵の前身。今度食べる。
- レバー: 肝臓。日本で最も有名なもつ。
- ぼんじり: 鳥が羽に付ける油がでてくるお尻のパーツ。脂っこい。
- ハツ: 心臓。 レバーもどきな印象。
- 砂肝: 胃の一種(砂嚢)。鳥はここで食べ物をすりつぶすらしい。うまい。
- やげん軟骨: 胸骨の先端についている軟骨。
- せせり (ネック、こにく): 首周りの筋肉。ほぼ肉。
まとめ
だいたいこれくらい覚えておけば9割方カバーできそう。 調べると他にも内臓の数だけ部位名がでてくるが、実際の店で見るものは少ない。
また、動物の種類が違っても呼び方が同じ部位がある (これが混乱を招く) ので、店で頼む際は注意したい。
ちなみにカバー写真のもつはただのイメージで、これほど高級なもつは食べたことがない。おすすめの店はここ。