背景
以前町の飲み屋に入ったのだが、実はワタミ系列店だったということがあった。 特にワタミがきらいな訳ではないが、そこはかとないガッカリ感は否めない。今後はワタミの店はワタミの店だと覚悟してから入りたいので、この記事ではワタミ系列店の列挙を目指す。
結論
ワタミ系列店は以下の15種類くらい。 (2022/5/23現在)
- 焼肉の和民
- 幸せの焼肉食べ放題 かみむら牧場
- 居食屋「炭旬」
- Restaurant & American Bar「T.G.I. Friday's」
- CHINA BISTRO「WANG'S GARDEN」
- 炉ばたや「銀政」
- にくスタ
- ミライザカ
- 三代目 鳥メロ
- から揚げの天才
- すしの和
- こだわりのれん街
- テキサス風メキシカン「TEXMEX FACTORY」
- しろくまストア
- 厳選煮干しらーめん にぼ助
ただし、他にもある可能性は捨てきれないので注意。
調査
まず簡単な調査の結果、ワタミ系列店を列挙する問題は、意外にも自明ではないことが分かった。公式サイトに掲載されていない系列店もあるためだ。
公式サイト
ワタミの公式サイトに列挙されている外食事業(国内) は、以下の12種類。からあげの天才もワタミ系列だったのか…
見ればわかるが、ここには上のしろくまストアが含まれていない。しろくまストアの公式サイトのお知らせによれば、しろくまストアは間違いなくワタミ系列店である。この点で、ワタミ公式サイトの記述は完全に信頼できるものではないことがわかる。
Wikipedia
公式が当てにならないと集合知に頼るしかない。Wikipediaをみてみよう。
現行の展開店舗
というセクションには、10種の店舗が列挙されている。これは公式サイトの12よりも少ないため、これだけでは当てにならなそう。他には、グループ沿革
のセクションに、店舗の種別ごとの出店・撤退イベントが記されていることがわかる。このイベントを追っていけば、今残存しているワタミ系列店舗がわかるかもしれない。
これらのイベントを手で分析し、「撤退イベントが明記されてない店舗」 でかつ 「ワタミ公式サイトにも、Wikipediaの 展開終了の店舗
リストにも 現行の展開店舗
リストにも記載されていない店舗」 を割り出した。これが以下の6種類:
- 仰天酒場 和っしょい2
- まる焼きチキン&セルフBAR「GABURI」
- テキサス風メキシカン「TEXMEX FACTORY」
- しろくまストア
- もつ★りき
- 厳選煮干しらーめん にぼ助
これらが、少なくとも今のWikipediaから推測できる、ワタミの公式サイトには載っていないもののワタミ系列店である可能性がある店ということ。
さて、それぞれの行く末をググってみると、店舗が今の現存するものはさらに少なく、次の3種類に絞られる。これらはリンクも貼っているが、2021・22年頃にワタミ系列店であることを確認できるサイトが見つかっている。
一旦、このリスト+ワタミ公式サイトのリストが、ワタミ系列店の完全なリストであるとみなして良いだろう!
この方法の限界は、Wikipediaが出店イベントを取りこぼしている可能性があること。より正確な方法としては、ワタミヒストリー を参照することが考えられる。しかし、これも2020年版までしかなかったり、そもそも面倒くさすぎる、またワタミが特定のイベントを削除している可能性も否めないので、確認は読者の宿題としておく。
まとめ
強烈なワタミアンチみたいになってしまったけど、ブラック企業であったこと以外にワタミにネガティブな印象はない。しろくまストアのてっぺん串(100円) もうまかった。
それにしてもワタミ、ステルスしすぎである。しろくまストアの看板は紛うことなく歴史ある大衆居酒屋、TEXMEX FACTORYの公式サイトからにじみ出る中小チェーン店臭は異常だし、にぼ助に至っては関係を裏付ける根拠が株主向けの資料しかない。それほどワタミとの関係性を隠しておきたいのか、あるいは店の運営が安定するまでは喧伝したくないのか、どちらだろうか。
とはいえ、ものすごいスピードで店舗のスクラップアンドビルドを繰り返す姿勢にはリスペクトあるのみ。今後とも安旨の飲食店を提供し続けてください。